洗濯で洋服が縮む!?原因と予防方法を解説!
みなさんは、大切な洋服を洗濯したら、縮んでしまってショックだったという経験はありませんか?洋服を洗濯すると、素材によっては縮んでしまう可能性があります。大切なお洋服だからこそ、お洗濯の方法には注意が必要です。
この記事では、洋服が洗濯によって縮んでしまう原因と、それを予防する方法についてご説明していきます。
洗濯物が縮む原因
衣類の素材には縮みやすい素材が存在します。その代表的な素材と、縮む原因についてみていきましょう。
縮みやすい素材1:コットン素材
一つ目は、みなさんよくご存知のコットン素材です。使いやすい素材なので、コットン素材の衣類を使っている人も多いのではないでしょうか。コットン素材は、肌触りが良い事が特徴で、水やアルカリに強い素材だと言われています。
この水に強いという特徴によって、繊維の中に水を含みやすいので、乾いたときに元よりも縮んでしまうことが縮みの原因になります。
縮みやすい素材2:ウール素材
二つ目は、冬に大活躍する素材であるウールです。ウール素材は保温性に優れていて、冬物としてウール素材のマフラーやセーター、ニットやコートなどのアイテムを使っているという方も多いのではないでしょうか。羊の毛を原料とした天然素材のウールは、水に弱い特徴があります。その為、濡れることによって繊維が硬くなりやすく、縮んでしまう原因になるのです。
洗濯の前にチェックするべきポイント
縮みやすい素材を知っていただいたところで、お洗濯する前にチェックしておきたいポイントをいくつかご紹介していきましょう。
洗濯可能な素材かどうか
一つ目は、洗濯可能な素材かどうかをチェックすること。洗濯表示タグを確認することで、見分けることができます。衣類には必ずこの洗濯表示タグが付いているので、そこに記載されているマークで洗濯可能かどうか判断できます。
例えば、洗濯機マークや手洗いマーク、ドライマークがついている場合は、正しい方法で洗濯すれば水に濡れても大丈夫な製品です。縮みやすい素材であるコットン素材やウール素材が混ざっている製品でも、洗濯可能な場合があります。自宅でのお洗濯を考えている場合は、この洗濯表示タグを必ずチェックするようにしましょう。
洗い方に注意するもの
二つ目は、洗い方に注意するものをチェックしておきましょう。洗濯表示タグで洗濯可能ということを確認した上で、ドライマークや手洗いマークになっている衣類は、洗濯方法に注意が必要です。
ドライマークの場合や手洗いマークの場合は、デリケートな素材でできた製品の場合が多いです。おしゃれ着用の洗剤を使って、優しく押し洗いの手洗いで洗濯するのがおすすめ。脱水に洗濯機を使う場合は、ネットに入れて短い時間で行いましょう。
縮みを予防した洗濯方法
それでは、縮みやすい素材でご紹介した二つの素材について、縮みを予防した洗濯方法をご説明していきましょう。
コットン素材
汚れている場合は、中性洗剤を汚れのある部分に少しつけておきます。その衣類をネットに入れて洗濯機で洗いますが、手洗い・ドライコースを選ぶようにしてください。それによって、優しく洗濯後、脱水も短い時間で行うことができます。このポイントだけ抑えておけば、クリーニング店を利用しなくても家の洗濯機で洗うことができるので、あまり難しく考える必要はありませんね。
ウール素材
続いて、ウール素材についてみていきましょう。ウールは先ほどもお伝えした通り、水に弱い素材です。できるだけ洗濯機での洗濯は避け、手洗いで手仕上げするようにしましょう。
- 1. 洗面器などにぬるま湯を溜めて中性洗剤をよく溶かします。
- 2. 衣類を洗面器に入れ、押し洗いします。
- 3. 綺麗なぬるま湯に入れ替えて、すすぎのための押し洗いをします。
- 4. 優しく絞り水気を切ります。
- 5. バスタオルなどで包み水分を取り除きます。
その他
コットンやウール素材以外でも、リネンやポリエステルなど、洗濯に注意した方が良い素材がいくつかあります。判断が難しければ、洗濯表示タグを確認してくださいね。また、シルクやダウン、革などの特殊な製品は専門のクリーニング店を利用するのがおすすめです。
まとめ:洗濯表示タグを確認して、大切な衣類を正しく洗濯しましょう!
クリーニングサービスを利用するのではなく、自宅でも正しい方法を知っていれば、衣類を傷めずに洗濯することができます。大切な衣類を洗濯の傷みから守って、クリーニングトラブルをなくしましょう。この記事を参考にして、気持ちよく洗濯してくださいね!
