梅雨は洗濯物の臭いが気になる......原因と干し方を詳しく解説します!
雨の日が続く梅雨の季節に仕方なく部屋の中で洗濯物を干すと、生乾きの臭いが気になりますよね。湿度が高いと洗濯物が乾きにくく、臭いが出やすくなってしまいます。
今回は、洗濯物が乾きにくい理由と臭いの対策について解説します。洗濯物を早く乾かし、嫌な臭いをなくしましょう!
なぜ梅雨は洗濯物が乾きにくいの?
洗濯物の乾燥を妨げる原因は、2つの理由が考えられます。
湿度が高い
原因のひとつ目は、湿度が高いことです。空気が取り込める水分量には限界があり、湿度が高い梅雨は取り込める量をオーバーしてしまいます。そのため洗濯物の生地に残っている水分は、空気中に出にくくなり乾く時間が遅くなってしまうのです。
日照時間が短い
2つ目の原因は、日照時間が短いこと。梅雨の時期は雨や曇り空の日が多く、日光による水分の蒸発が望めません。太陽が出て気温が上がらないと空気が湿った状態が続くため、洗濯物の水分が蒸発しにくくなります。
臭いの原因は?
梅雨の季節に洗濯物を乾かすと服やタオルには、生乾きの不快な臭いがつくことがあります。どのようなことが原因で、臭いがついてしまうのでしょうか。
雑菌の繁殖
雑菌は、湿度と気温が高くなると菌の数を増やします。そのため、蒸し暑い時期に洗濯物を干していると、繁殖した菌の不快な臭いがつきやすいのです。
生乾きの時間が長い
洗濯機から洗濯物をすぐに取り出さなかったり室内で干していたりすると、雑菌が繁殖してしまいます。
脱水を終えたあとの洗濯機は、菌が増える絶好の場所です。洗濯物はすぐに乾かし、菌を増やさないようにしましょう。
臭い対策
洗濯物に嫌な臭いをつけないためには、どのような方法があるのでしょうか。梅雨に洗濯物を干すときは、次のような方法で対処してみましょう。
洗濯が終わったらすぐに干す
洗濯が終わった衣類は、洗濯機からすぐに取り出しましょう。洗濯機のなかは狭くて、湿気がこもりやすい場所です。脱水をしても洗濯物には水分が残っているため、洗濯を終わったら時間を置かずに取り出して、ハンガーや物干しに掛けてください。
乾燥時間を短くする
屋外で干すのが1番いいですが、雨の多い梅雨は外で干せる日が少ないですよね。
雨や曇りのときは、浴室で干すのがいいでしょう。換気扇や浴室乾燥機を回せば、湿度の高い空気をお風呂場から外へ逃がしてあげられます。
お風呂の残り湯を使わない
洗濯をするときは、お風呂の残り湯を使わないようにしましょう。一晩経った残り湯には、1mlあたりの細菌が約1,000倍に増えています。残り湯で洗濯をした衣類は、室内で1日以上乾かしても細菌の数は10分の1ほどしか減りません。
節約のためにお風呂の残り湯を使うときは、「洗い」のときだけにしましょう。「すすぎ」には、水道水を使ってください。
漂白剤や柔軟剤を使う
洗濯物の臭いをしっかりと防ぎたい方は、漂白剤や柔軟剤を使いましょう。漂白剤は、酸素系の漂白剤を選んでください。洗剤と一緒に酸素系漂白剤を入れたりぬるま湯に30分ほど浸けておいたりすると、臭いを防げます。
柔軟剤は、抗菌・消臭タイプを選びましょう。いい香りをつけるほかに、菌の繁殖を抑えたり、嫌な臭いを消したりする効果が期待できますよ。
梅雨の洗濯は、水分を蒸発させて臭いを防ぐ
梅雨の洗濯では、3つのポイントを押さえて、生乾きの臭いを防ぎましょう。
- ・梅雨時は湿度が高いため、洗濯物が乾きにくい
- ・臭いの原因は、雑菌の繁殖と生乾きの状態が長く続くこと
- ・臭い対策には、短時間の乾燥と漂白剤・柔軟剤を活用すること
梅雨の時期に気になる臭い原因と対処法を紹介しました。洗濯物を屋外で干せない場合は、浴室の換気扇や扇風機を使用して、乾燥を早めましょう。洗濯に使う洗剤や柔軟剤も、部屋干しタイプを選ぶと、生乾きの嫌な臭いを抑えられますよ。
