油汚れの掃除にはセスキ炭酸ソーダを使おう!
油汚れは落ちにくいだけでなく、落とすために強力な洗剤を使ったりして、手が荒れてしまった経験のある方も多いのではないでしょうか。油汚れの掃除にはセスキ炭酸ソーダがおすすめです。今回は、セスキ炭酸ソーダの特徴と落としやすい汚れについて解説します。
セスキ炭酸ソーダって何?
セスキ炭酸ソーダの正体をご存知ですか?最近テレビでもよく取り上げられるようになったので、聞いたことある方や見かけたことのある方も多いのではないでしょうか。
セスキ炭酸ソーダとは
セスキ炭酸ソーダを簡単に表すと、アルカリ剤です。アルカリ剤とは、炭酸ナトリウムと炭酸水素ナトリウムの福塩の通称で、身近なものだと洗剤や入浴剤にも含まれている成分です。
水に溶けやすい性質を持ち、酸性の汚れを落とすのに効果的で、洗浄力が高いのに肌が荒れにくいくいという点でも注目を集めているアルカリ剤です。
重曹とは違うの?
重曹とセスキ炭酸ソーダはともにアルカリ性で見た目も似ていますが、セスキ炭酸ソーダの方がアルカリの成分が強く、より洗浄力が高いです。
掃除の得意分野も違い、セスキ炭酸ソーダは水に溶けやすいので洗濯にも向いています。研磨性質のある重曹は、鍋を磨いたりシンクを掃除したりするのにおすすめです。
どこで買えるの?
セスキ炭酸ソーダは、スーパーやコンビニ、百円均一ショップなどで購入できます。 粉末状のものだけではなく、スプレータイプも売られているので、用途に合わせて準備しましょう。
どうやって使うの?
セスキ炭酸ソーダの使い道は多くありますが、洗濯に使う場合は、粉末をそのまま洗濯機に投入するだけでOKです。
掃除に使う場合は、水500mlに小さじ1杯程度のセスキ炭酸ソーダを混ぜてスプレー容器に入れておくと、そのまま吹きかけるだけなので重宝しますよ!
どんな汚れを落とせるの?
セスキ炭酸ソーダは油汚れや血液汚れ、食器やドアノブなどのベタベタした汚れや手垢を落とすのに向いています。それではどのような効果があるのか、使い方について詳しくみていきましょう。
油汚れ
油汚れには、セスキ炭酸ソーダは有効です。換気扇やコンロ周りなどの汚れがひどい部分には直接スプレーし、油汚れが浮いてきたら拭き取りましょう。そのあとに水拭きすれば完了です。
それでも汚れが落ちない場合は、キッチンペーパーにセスキ炭酸ソーダを含ませてパックしておくと落ちやすくなりますよ。
洗濯
セスキ炭酸ソーダはタンパク質の汚れにも強いので、洗剤の代わりに入れるだけでキレイになります。皮脂汚れがひどい部分には、洗濯前にセスキ炭酸ソーダをスプレーしておく方法が効果的です。
30リットルの水に対して、セスキ炭酸ソーダを20g程度入れるのが目安なので、洗濯の量に応じて調整してくださいね。
落ちにくい汚れには注意!
セスキ炭酸ソーダを使ってもなかなか落ちない汚れがある場合、もしかするとセスキ炭酸ソーダには向いていない素材かも知れません。
水垢
台所やお風呂場の水垢は、ミネラル分が固まった状態の汚れです。ミネラル分はアルカリ性の汚れのため、アルカリ剤であるセスキ炭酸ソーダを使ってもあまり効果がありません。水垢にはクエン酸を利用するといいでしょう。クエン酸もセスキ炭酸ソーダと同じように、薄めてスプレーボトルに入れておくと使いやすいですよ!
アルミ素材のもの
アルミ素材のものはアルカリ剤と反応して変色してしまったり、場合によっては溶けて破損してしまったりする恐れがあります。やかんやアルミ鍋などを使用している場合は、注意しておきましょう。
激しい泥汚れ
セスキ炭酸ソーダは皮脂汚れを浮かせて落とすことはできても、泥を溶かすことはできません。激しい泥汚れの場合は、まず乾いた状態で泥や土をしっかり落とすことが大切です。その後、繊維の隙間に入り込んだ泥を取るイメージで洗濯石鹸を使うといいでしょう。
畳やカーペット
畳やカーペットにセスキ炭酸ソーダを使用した場合、色落ちや変色する可能性があります。カーペットは素材にもよりますが、畳はアルカリ性に弱いため、黄ばんでしまうおそれがあるので使わない方がいいでしょう。
セスキ炭酸ソーダの特徴を生かそう!
今回は、セスキ炭酸ソーダについて解説しました。使うときに気をつけたいポイントは、下記の3つです。
- ・セスキ炭酸ソーダは、酸性の汚れを落とすのに効果的</li>
- ・油汚れと洗濯に強い!</li>
- ・使えない場所もあるので要注意!</ul>
キッチンの油汚れもセスキ炭酸ソーダがあれば心強いですよね。また、カビ予防にも効果があります。落としにくい汚れもあるので、セスキ炭酸ソーダを上手に使ってしっかりと汚れを落としましょう。
