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食中毒にかかったかも...今すぐできる応急処置を解説します!

食中毒は、細菌性やウイルス性、化学性や寄生虫によるものなど、さまざまな原因で起こります。冬にはウイルス性の食中毒や胃腸炎が多くなりますが、梅雨の時期や夏に増えるのが細菌性の食中毒です。気を付けていても、かかってしまう可能性のある食中毒。今回は、かかってしまったときにすぐできる、応急処置の方法について解説します。

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今すぐできる応急処置!

食中毒の症状として挙げられるのが、嘔吐、下痢、腹痛や発熱です。その中でも嘔吐下痢を繰り返すというイメージが強いのではないでしょうか。 残念ながら体内に入ってしまった細菌を殺す薬はなく、体内に入った菌が外に出てくれるのを待つしかありません。

症状がひどいと体力も消耗しますし、何より食べたり飲んだりするのが難しくなるのが怖いところですよね。すぐにできる応急処置には、どのようなものがあるのでしょうか。

水分補給

まず大切になるのが、水分補給です。食中毒の症状である下痢や嘔吐、発熱などによって、体内の水分がかなり失われます。嘔吐の症状がひどいときは水分補給をするのも苦痛になりますが、落ち着いているタイミングでこまめに水分補給するようことを意識して、脱水症状を防ぎましょう。水分と塩分を一緒に摂取できる、経口補水液がおすすめです。

吐きやすい体勢にする

吐き気が強い場合は、我慢せずに吐いてしまった方が楽な場合もあるので、吐きやすい体勢や環境で過ごしましょう。小さい子どもやお年寄りが横になって休む場合は、吐いたものが喉に詰まらないように、身体を横向きにした状態で寝かすようにしてください。

栄養をとる

免疫や体力が落ちている場合、食中毒の症状が出やすかったり、長引いたりすることがあります。身体が弱っているのと同時に胃腸も弱っているので、症状が落ち着いてきたら、おかゆやうどんなど消化にいいもので栄養補給をしましょう。バナナやりんごなどのフルーツも、栄養価が高く食べやすいのでおすすめです。

早めに病院へ行こう!

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食中毒かも知れないと感じたら、できるだけ早く病院へ行きましょう。特に小さい子どもやお年寄りは体力を消耗しやすく、重症化しやすいといわれています。合併症を引き起こすことも考えられるので、症状や体調の変化には注意が必要です。

自分で判断しないようにしよう!

症状が軽い場合、食中毒だと気づかないことがあります。ただの風邪だろうと思っていたら食中毒だった......ということもあるので、気づかないうちに他人に移してしまうことも考えられます。

食中毒は放っておくと命にかかわる場合もあります。少しでもおかしいなと感じたら、自分で判断せず病院へ行くようにしましょう。

市販薬には要注意!

市販薬を安易に服用することはやめましょう。「下痢が続くから市販の下痢止めを飲もう!」と、自分で判断して市販薬を服用するのは危険です。

食中毒は原因菌を体内から外へ出す必要があります。下痢止めを飲んでしまうと、体内に原因となる菌を留めてしまうので、症状が長引く場合があります。病名がはっきりしていないうちは、自己判断で薬を飲まない方がよいでしょう。

正しい病名を判断してもらおう

食中毒の原因には、さまざまな細菌やウイルスが考えられます。原因によって治療法や対策が変わってくるため、早めに病院を受診し、正しい病名を判断してもらいましょう。

正しい薬をもらおう

病院で病名と原因菌を明らかにしてもらい、処方された正しい薬を服用するようにしましょう。 症状がひどく、自力で食べたり飲んだりできない場合は、病院で点滴を受けるなどして水分や栄養を補給するようにしてください。

なるべく早く病院を受診するのが吉!

今回は、食中毒にかかってしまったときの、応急処置について解説しました。気をつけたいポイントは、以下の3点です。

  • ・水分と栄養を取ろう!
  • ・なるべく早く病院を受診!
  • ・自己判断は危険!薬は病院で処方してもらおう

食中毒の原因は身近に存在しています。食中毒にかかってしまったときに、悪化させないような対処法sも大切ですが、日ごろから食中毒への予防や対策をしておくといいでしょう。

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