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賢く建ててゆとりのある暮らしを!マイホームを建てるためのお金の貯め方アドバイス

人生で一番高い買い物と言われているマイホーム。だからこそ、賢く建てたいですよね。

そこで今回は、賢くマイホームを建てるための住宅ローンのポイントと「頭金」を貯めるコツを、ファイナンシャルプランナーの北村きよみさんに教えていただきました。

マイホーム購入に向けて最初にすべきこと

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マイホーム購入の資金計画の中でまず大切なのが、ゆとりをもって返済できる住宅ローンの金額を知ることです。銀行から借りられる金額と、自分が返せる金額は違います。無理なローンを組んで、その後の返済で苦労をしたくないですよね。

私が考える住宅ローンの毎月の返済額は、世帯の手取りの25%以内です。
できればボーナスは返済に含めないようにします。
借入期間は、働いている間に完済できるよう、65歳までが理想ですが、お子さんの教育費にお金がかかったりしますので、お子さんが独立するまでは月々の負担を減らしたいもの。そこで、最長を70歳までとします。
ただし、その場合は、あらかじめ繰り上げ返済の計画も立てておき、子どもが独立したら早めに返済して、最終的には65歳で完済できように努めることが大切です。

次に考えるのは購入予算

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たとえば、世帯の手取りが夫婦合わせて30万円だった場合、25%は7万5,000円です。
35年間の固定金利が1.5%なら約2,450万円、2%なら約2,260万円の借り入れが可能。住宅ローンの金利は複雑でわかりづらいため、実際に検討する時は、金融機関ではなく住宅ローンアドバイザーやファイナンシャルプランナーといった住宅ローンの専門家に相談することがおすすめです。

そして、住宅購入の頭金は、最低でも購入金額の1割、できれば3割以上を準備しましょう。
仮に購入予算が3,000万円で、借りてもいい金額が2,450万円であれば、約500万円の頭金が必要になります。
ただし、住宅を建てる場合にはいろいろと諸経費がかかるため、頭金プラス100万円程度は貯蓄が必要です。

土地・工務店検討は資金計画を立てたあと

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マイホームが欲しいとなると、予算を考える前に土地や建物のことを考えてしまいがちですが、そうすると購入金額が大きくなりがちです。
実際に住宅ローンの話になってから、支払いが大変と、あれをやめる、これをグレードダウンするなんてことになると、マイナスの家づくりになってしまって悲しいですよね。

予算が決まれば、土地重視か建物重視かで次が決まります。 どうしても住みたい土地があれば、土地の相場がわかります。そうすれば自然と建物に使える金額が見えてくるので、その予算で建ててくれる工務店を探せばいいのです。
逆に工務店重視なら、残った予算で購入できる土地や地域が見えてきます。

頭金の上手な貯め方

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住宅資金に限らず、お金を貯めようと思ったら大切なことは「先取り」です。「余ったら貯める」では思うように貯まりません。
毎月いくら貯めるのか決めて、先に貯蓄をしてしまい、残ったお金で生活をする習慣をつけましょう。

住宅資金を貯めるなら、財形住宅預金がおすすめです。
お給料から天引きされますし、一定額までは利息から引かれる税金が非課税になります。
財形住宅預金は勤務先を通して申し込みをする制度なので、勤務先に制度がない場合は、各金融機関が行っている積立預金制度を利用するといいでしょう。

まとめ

マイホームを建てたいと思ったら、まずはゆとりをもって返すことができる住宅予算を考え、頭金をしっかり貯められるように家計の支出を見直しましょう。

でも、一番大切なことは、マイホームでどんな暮らしをしたいのかということです。家族でマイホームに対する思いを共有する...これが、まず一番にすることなのかもしれません。

ご協力いただいた方

北村きよみさん(ファイナンシャルプランナー)
結婚後に行った保険の見直しがきっかけでファイナンシャルプランナーに興味を持つ。現在は複数の保険会社の商品を扱う乗合代理店に所属しながら、子育て家族のお金の不安を解決するため、個別相談やセミナー活動を行う。
『幸せなお金の話をしよう♪』
http://mamafp.naganoblog.jp/

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