安全対策

換気と給排気設備の注意点

ガス機器を使用するときは、必ず換気をしてください。

ガスが燃えるには、新鮮な空気が必要です。ガス機器が劣化していたり、換気が不十分な状態でガスが燃焼すると、不完全な燃焼となり、同時に一酸化炭素(CO)が発生し一酸化炭素中毒となる恐れがあります。

1時間の使用に必要な空気

ガスコンロ(ガス消費量7.3kW) 7.6立方メートル(ドラム缶38本)
小型湯沸器(ガス消費量11kW) 11.4立方メートル(ドラム缶57本)
CF式風呂がま(ガス消費量12kW) 12.4立方メートル(ドラム缶62本)
大型給湯器16号(ガス消費量34.9kW) 36立方メートル(ドラム缶180本)

キッチンで

コンロや小型湯沸器をお使いになる時は、必ず換気扇を回すか、窓を開けて換気しましょう。
小型湯沸器の使用中にたびたび火が消える場合は、直ちに使用を中止し、点検が必要なため、長野都市ガスにご連絡ください。

お部屋で

ファンヒーターやストーブをお使いになる時は、30分に1回程度、新鮮な空気に入れ替えましょう。

~排気筒(煙突)式ガス風呂釜のみ~ シャワー使用中はキッチンの換気扇をストップ!

屋内に設置された排気筒式(煙突)風呂がまでお風呂を沸かしているときやシャワーを使っているときは、隣のキッチンで換気扇を使用しないでください。風呂がまの排気が逆流して、一酸化炭素中毒を起こすことがあります。

給排気設備はときどき点検を

給排気設備とは、ガスの燃焼に必要な空気を補給し、排気ガスを屋外へ排出する設備です。
具体的には、給排気筒(煙突)や、給気口などのことです。
この給排気設備が正しく設置されていないと、ガス機器が不完全燃焼を起こし、一酸化炭素中毒の原因になる恐れがあります。

危険な給排気設備の例

以下のような状態になっていないか、ときどき点検を行ってください。

給排気設備に不備があると、排気ガスが滞留したり、逆流するなどして、室内に充満します。
排気ガスが室内に充満すると、室内の酸素不足でガス機器が不完全燃焼を起こし、一酸化炭素を発生することがあります。

給排気設備の不備は、いますぐ改善を!

給排気設備に不備があるときは、次のようなものへの改善をおすすめします。

機器を屋外に設置するタイプ。給排気設備が不要で、安全な機器です。

 

屋外から空気を取り入れ、排気を直接屋外へ出すタイプ。室内の空気を使わないので、換気の必要がありません。

 

ファンの力を利用するタイプ。空気を屋外から取り入れ、排気を強制的に屋外へ排出します。

 

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