長野都市ガスのくらしの応援 お役立ち情報

ここまで進化していた! 最新のガス機器紹介(コンロ編)

日々進化しているガス機器。 実際に新しいものを導入するとなると、機能やデザイン、お手入れのしやすさなど、チェックしたいポイントがたくさんあります。納得のいく機器選びに欠かせないのが、実際にショールームで実物を見て体感すること。 そこでガス機器の最新事情に迫るべく、長野都市ガス篠ノ井支社のショールームを訪ねました。

教えていただいたのは、長野都市ガスの小出佳奈恵さん。

useful_1710_01_1.jpg

2016年入社。篠ノ井支社勤務。管理栄養士。大好きなガスコンロを通じた仕事をしたい思いで入社し、お客さま宅で配管のガス漏れ調査や引っ越し時のガスの開栓・閉栓手続きをするほか、最新のガス機器提案なども行う。管理栄養士としては篠ノ井支社で開催される料理教室を手伝い、講師を務めることも。

小出さんに最新のガスコンロのなかでも人気商品のひとつ、「ノーリツ」のビルトインコンロ「プログレ」を紹介してもらいました。

掃除がしやすく安全性も徹底的に配慮

useful_1710_01_3.jpg

小出:
「プログレ」シリーズには、乾電池仕様(3V)の「プログレ」と、AC100V電源が必要で液晶モニターが付いている「プログレプラス」、さらに手軽な「プログレライト」があり、一番人気がこちらの「プログレ」です。本日、訪問したお客さま宅も「プログレ」を使用されていました。商品説明をする際もお客さまからの反応がもっとも多い印象ですね。

レポーター:
人気の理由はなんですか。

小出:
「プログレプラス」は液晶モニターが付いているので、かがまずに点火や温度設定ができたり、さまざまなモードがモニターに表示されて便利ですが、AC100V電源が必要になるため導入時には電気工事が伴います。
その点「プログレ」は乾電池仕様なので、ガスコンロのお取り替えや後付の場合に人気が高くなっています。電池交換の時期も本体が教えてくれますよ。
ちなみに「プログレプラス」は、乾電池でも操作できるので、停電の場合も安心です。

レポーター:
では、「プログレ」シリーズの特徴を教えてください。

小出:
基本的にガスコンロでネックとなるのは、お掃除やお手入れです。
「プログレ」シリーズは操作ボタンが内部に収納できる構造で余計な出っ張りがないので、掃除の時は拭き上げるだけでよく、とても楽なんです。操作ボタンを使いたい場合は収納部分を押すとパネルが開き、その中でさまざまな操作ボタンを選ぶことができます。

useful_1710_01_4.jpg

レポーター:
天板も掃除がしやすそうですね。

小出:
天板はメーカーごとにさまざまな品質のものが採用されていますが、「ノーリツ」のガスコンロのガラス天板には「親水アクアコート」という親水性コーティングが施されています。油汚れなども水を浸しておくと浮き上がり、さっと吹くだけで取れてしまうんですよ。「プログレ」を導入したお客さまからは「とにかく掃除が楽」という声が多く聞かれます。
前回のガス展では天板に油性マジックで落書きをし、水で吹き取れることを実演しました。とても簡単に汚れが落ちるので、お客さまは大変驚いていました。

レポーター:
実は我が家はオール電化で、ガスを使うとなるとどうしても安全面が気になるのですが...。

小出:
今は安全性が重視されているため、電源を入れないと点火ができませんし、コンロ上に鍋がないと点火をしないものが多く、「プログレ」もその仕様です。万が一、小さいお子さまがボタンを触ってしまったり高齢の方が押し間違えてしまっても、鍋がないと点火はしません。

レポーター:
どういう仕組みになっているんですか。

小出:
コンロの中央にあるセンサーが鍋底の温度や鍋の有無を感知しているんです。
そのおかげで、火がついた状態で鍋やフライパンをコンロから離すと弱火になり、そのままの状態が続くと自動で消火します。
このセンサーは最新のガスコンロのバーナーには標準搭載されていて、付いていないと販売できないようになっているんですよ。

レポーター:
自宅ではIHクッキングヒーターを使っているのですが、鍋やフライパンをヒーターから離すと警報が鳴るので、やや不便に感じているんですよね。

小出:
「プログレ」の場合、センサーは通常モードで鍋を振ると鍋が離れた時に弱火になってしまいますが、例えば中華炒めなど高温で調理をしたい場合はボタンを3秒押すとセンサーが解除できます。すると高温モードになり、ずっと強火で調理ができますよ。
それに、天ぷらや揚げ物を作る場合も油の温度を設定すればセンサーが反応し、食材を入れて一度油の温度が下がっても、設定温度になるよう自動で火力調節をして温度をキープします。
賢いんですよ。

レポーター:
温度設定は何℃からできるのですか。

小出:
最新のガスコンロは設定温度の幅が10℃刻みのものもあれば20℃のものもありますが、「プログレ」は130℃~220℃まで10℃ごとに設定できます。

専用容器を使ったマルチグリルの活用がおすすめ

レポーター:
機能がたくさんありすぎて、使い方に迷ってしまいそうですね。

小出:
確かに、機能の使い方がわからないと言われたり、そもそもどのメーカーのガスコンロを購入しようか迷っているお客さまは多いですね。
そんな時は篠ノ井支社で開催している料理教室での体験をおすすめしています。私も栄養士としてたまに講師を務めているのですが、実際にコンロを使っていただいたほうが使い方がわかりますし、ご自宅で使う想像もつきやすいですよね。
ですので、なるべく料理教室には足を運んでいただきたいと思っています。

レポーター:
そもそもガスコンロはどのくらいで買い換える方が多いのですか。

小出:
だいたい12~13年使用して不具合が生じたり、コンロ自体が古くなったので買い換える方が多いという印象です。
どうしても機器は15年をすぎると不具合が生じやすくなり、それほどの年月が経つと部品交換もできなくなるので買い換えが必要になります。

レポーター:
「プログレ」で特におすすめの使い方はありますか。

useful_1710_01_5.jpg

小出:
機能をフル活用していただけたら料理がとても楽になりますよ。そのひとつが、マルチグリルでの調理です。
通常、魚焼きに使われることが多いグリル部分ですが、「プログレ」は焼き網をなくして浅皿の「プレートパン」と深皿の「キャセロール」という専用容器を使うことでさまざまな料理が楽しめます。上下のバーナーで直火で加熱ができ、専用容器で煮ものや蒸しものも可能です。
先日肉じゃがを作ったのですが、材料を切って調味料と一緒に「キャセロール」に入れ、アルミホイルで落としぶたをして時間設定をしておいたら10~15分で完成しました。混ぜる必要もアク取りも必要ないので、手間もかからず時短にもなり、余計なガスも使わないので省エネにもなります。
それに、マルチグリルの庫内はかなり高温になるので、消火しても容器が高温のまま保存され、余熱で味をしみ込ませることもできます。
マルチグリルの機能に少しずつ慣れていけば幅広く調理ができ、食材を入れて温度設定をするだけで一品作れてしまって、とても便利ですよ。

レポーター:
「キャセロール」と「プレートパン」の違いはなんですか。

小出:
「キャセロール」は煮込みや蒸し料理に適していますが、「プレートパン」は直火で焦げ目をつける料理に向いています。
スーパーのお惣菜の揚げ物などを温め直す時も「プレートパン」がおすすめ。電子レンジではベタっとしてしまう揚げ物もカラッと仕上がりますよ。また、設定モードには「冷凍食品メニュー」があり、解凍から自動で仕上げてくれます。
それに、波型の「プレートパン」を使うと魚を焼く時に余計な油を落とせますし、「プログレプラス」には20種類のおすすめメニューが設定されていて、手軽に本格料理を楽しめます。音声も出て音量も調節できるので、必要な方には便利に使っていただいています。

useful_1710_01_5b.jpg

左:プレートパンを使った揚げ物の温め、右:キャセロールを使ったパエリア

レポーター:
「キャセロール」や「プレートパン」は食器洗浄機も使えるのですか。

小出:
問題なく使えますが、食器洗浄機を使わなくても手洗いでも、すぐに汚れが落ちますよ。それに「キャセロール」などに限らず、基本的に付属品やオプションで食器洗浄機が使えないものはありません。

レポーター:
調理体験はガス展でも可能ですか。

小出:
ガス展会場によりますが、無料の料理体験や実演を行います。
前回のガス展ではスイートポテトとおはぎを作りましたが、おはぎのもち米はコンロで炊き、あんこはキャセロールで作りました。

レポーター:
炊飯もできるんですね。

useful_1710_01_6.jpg

小出:
お客さまのお宅を訪問すると3口コンロの奥コンロを使っている人は少ないのですが、ここでおいしく3~5合のご飯を炊くことができるんです。もち米もうるち米も炊け、おかゆもお任せで作ることができるので、ぜひ活用してほしいですね。

今年最後のガス展のご案内

長野都市ガスでは、
東信・須坂・篠ノ井エリアで、10月14日(土)・15日(日)の2日間、
長野エリアで、11月3日(金)・4日(土)・5日(日)の3日間、
「秋のガス展第2弾」を開催いたします。

今回ご紹介しました、万能グリル搭載コンロなど、最新ガス機器を展示しております。
お子さまも楽しめるイベントも開催しておりますので、ぜひご家族そろってお越しください。

2017年秋のガス展第2弾のお知らせはこちら

ガスと電気の比較

この記事をご覧の方はこんな記事も読んでいます