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お風呂の結露がひどい!発生する原因とその対策方法とは?

肌寒い季節になってくると、室内と屋外との温度差が大きくなるため、お風呂の結露が気になり始めませんか?たかが結露と考えて放っておくと、カビやシミなどの問題に発展してしまうので、お風呂場は衛生的にしておきたいものですよね。

今回は、結露が発生する原因とその対策方法についてご紹介します。

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結露が発生する理由は?

空気中に含まれる水蒸気の量は、冷たい空気よりも温かい空気の方が、より多く含むことができます。水蒸気を多く含んだ温かい空気が冷やされると、余分な水蒸気が水になって表面に出てくる現象のことを、結露といいます。

お風呂場でも同様に、外の冷たい空気によってお風呂場内の空気が冷やされることから、窓の付近や天井や壁などに結露が発生するのです。

結露を防ぐ方法

では、お風呂場での結露を防ぐ方法には、どのようなものがあるのでしょうか。簡単な方法をいくつかご紹介していきましょう。

換気

一番効果的な方法が、換気です。ただし、換気扇を使用する場合は、入浴後に浴槽のお湯を抜いてから行いましょう。浴槽のお湯を抜かずに換気する場合は、浴槽の蓋をしておくと、結露の発生を抑えることができます。

また、入浴後は水のシャワーで浴室全体の温度を下げておくのも効果的な方法ですよ。

除湿

浴室に除湿機能がある場合はそれを利用するのも良いでしょう。置き型の除湿器がある場合は、浴室のドアを開けて脱衣所に除湿器を置いておくと除湿がスムーズです。アパートの浴室やユニットバスの場合はとても効果的なのでおすすめの方法です。

入浴中は換気扇をまわさない

浴室を換気する場合に注意したいのが、入浴中に換気扇をまわさないという点です。入浴中の浴室内にはたっぷりの水蒸気で充満しています。そんな中換気扇をまわしてしまうと、換気扇内やダクト内、天井に換気口のある場合は天井裏へと湿気が流れてしまい、それらの中で結露が発生してしまいます。

普段はなかなか見えない部分なので、「知らない間に腐敗していた」ということのないように、入浴中ではなく入浴後に換気扇をまわすようにしましょう。

結露が問題を引き起こす!?

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結露をそのままにしておくと、どのような問題が発生してしまうのでしょうか。

詳しく見ていきましょう。

カビの繁殖

お風呂場のカビは本当に手強く、掃除するのも取り除くのも厄介なものですよね。浴室に残った水分のせいでカビが発生することはよく知られていますが、結露対策を見落としている場合が多くあります。

浴室に起こる結露は、窓だけではなく天井にも起こります。天井の結露をそのままにしておいたことが原因で、カビが発生し繁殖すると、カビの胞子が浴室全体にまき散らされることになってしまうのです。入浴後は、浴室内をしっかり換気して乾燥させるように心がけましょう。

シミや腐食

結露によって起こる問題はカビだけではありません。結露した水分をそのまま放置すると、浴室だけではなく脱衣所などの壁や床、扉などにシミができてしまいます。それだけでなく、木材でできた部分の腐食が進むこともあります。

気付かないところで結露が原因の問題が起こり、「気付いたときには遅かった」ということのないように、日頃から結露対策をしておきましょう。

結露を防いで、カビや腐食を抑えよう!

今回は、お風呂に結露が発生してしまう理由と、その対策について解説しました。

気をつけたいポイントは、下記の3点です。

  • ・空気の温暖差によって結露が発生する
  • ・正しい換気方法で結露を防ごう
  • ・結露はカビやシミ、腐食につながる可能性がある

お風呂場の結露対策は、脱衣所やほかの部屋へのカビや腐食対策にもつながります。結露のできる原因を知り、簡単なことから入浴後の結露対策に取り組みましょう。

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