ガスコージェネレーション

ガスコージェネレーションシステムは、クリーンな都市ガスをエネルギー源として、電気と熱を同時に取り出せるシステムです。
ガスエンジンやガスタービンを駆動させて発電すると同時に、排熱を温水や蒸気として回収し、給湯や暖房に利用します。
従来、廃棄されていたエネルギーを有効利用することでエネルギー効率を高め、省エネやCO₂削減に大きく貢献します。

ガスコージェネレーションシステムのメリット

省エネルギー性

従来捨てられていた排熱を回収し、有効利用することにより総合エネルギー効率を70～85％まで高めることが可能です。
地球からの恩恵である一次エネルギーを最大限にムダなく使うこれからのシステムとして、国をあげて普及に取り組まれています。

総合エネルギー効率の数値は変更となる場合があります

ガスコージェネレーションシステム

従来システム

環境性

都市ガスの原料である天然ガスは、他の化石燃料に比べてNOx（窒素酸化物）、CO₂（二酸化炭素）の発生量が少なく、SOx（硫黄酸化物）は発生しません。
都市ガスによるガスコージェネレーションシステムは、従来の発電方式と比べて大幅なCO₂排出量削減が可能となり、環境保全に大きく貢献します。

出典：IEA Natural Gas Prospects to 2010,1986

経済性

排熱の有効利用による給湯・冷暖房などのエネルギーコストの低減に貢献します。
また、発電により電力会社からの購入電力量、契約電力を削減できるため電力料金の低減や受電設備の軽減が可能となります。