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冬こそ取り入れたい! 着ぶくれして見えないカラーコーディネート術

寒い時季は、どうしてもファッションよりも防寒対策が優先になりがち。でも、何枚も重ね着をしているうちに、着ぶくれしてしまっていることもありませんか? そこで、今回はカラーアナリストの中村奈美さんに秋冬に役立つ着痩せカラーコーディネート術をお聞きしました。ぜひこの冬のファッションの参考にしてみてください。

着ぶくれして見える色と引き締まって見える色

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色には、着ぶくれして見える「膨張色」と引き締まって見える「収縮色」があり、同じ面積、大きさ、形でも、明るい色は大きく見え、暗い色は小さく見えます。
例えば、白やアイボリー、薄いピンクなど、明度が高い(明るい)色は「膨張色」。黒や紺、こげ茶、濃い青紫など、明度が低い(暗い)色は「収縮色」です。よく言われるように白が太って見え、黒が痩せて見えるのは、色の明暗によるものだったのです。
そこで、「収縮色」を意識し、無地以外の柄ものの場合も面積が広い地の部分に収縮色が使われているものを選ぶとスッキリと見えます。

黒を着れば痩せて見える? は間違い!

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黒は無難な色と思われがちですが、実は合わせるのに難しい色でもあります。
黒い岩と白い岩を想像してみてください。黒い岩は重量感や威圧感があり、白い岩は軽くスッキリして見えると思いませんか?
同じように、コーディネートも黒一色でまとめてしまうと、特にふくよかな方の場合は輪郭がハッキリとして、重たく、大きく見えてしまう可能性があります。
さらに、それぞれの人には似合う色=パーソナルカラーがあり、似合う色を身につけると、顔色を明るく、より魅力的に見せてくれる効果を生みます。
一般的にパーソナルカラーは春夏秋冬の4つの色グループに分かれ、黒が似合うのは「冬」とよばれるシーズンの人。他のシーズンの人が黒を着ると、顔色が悪く、クマ、シミ、シワなどが目立つ色になってしまいます。

<パーソナルカラーが「冬」の人の特徴>
・イメージ:クール、印象的、エレガント、高貴、堂々としている、特別な上品さがある。
・肌:肌に厚みがあり、頬に赤味がない。陶器的な白から黒い色。
・髪:より黒に近く、太くてしっかりしている。
・目:白目と黒目のコントラストがはっきりしている。黒目はより黒に近いか濃い色をしている。
・話し方:旋律的に流れるように話す。
・芸能人:黒木メイサ、宇多田ヒカル、稲垣吾郎、松本潤など。
・似合う色:ブルーベースで、ほぼ原色に近いビビットな色&モノトーン

ぜひ一度、専門のカラーアナリストにパーソナルカラー診断をしてもらうことをオススメします。

着ぶくれを防ぐコーディネートのコツ

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大まかに言うと、横のボーダーは太って見え、縦のストライプは痩せて見えます。
そこで、「膨張色」と「収縮色」を上手く使って、色のメリハリ、縦ラインを作り出すことがポイントです! 縦ラインを作り出す方法として、インナーは淡い膨張色にし、アウターに濃い収縮色を使うこと。インナーのトップスとボトムスを淡い同系色にし、アウターを濃いロングカーディガンやロングコートなどにすると、さらに長い縦ラインになり効果的です。ロングネックレスを付けたり、ストールをそのまま垂らすなどでも縦ラインは作り出せます。

そのほかに、色のメリハリを生かし、差し色に収縮色のベルトを使う方法もあります。また、明るい色やボリュームのあるものをトップスに、濃い色やタイトなものをボトムスに使うことで重心を上にもっていくとバランスがよく見えます。

加えて、タイツや靴などもボトムスと同系色で合わせると足長効果もありますよ。
ぜひ、色の効果を知り、色を味方に付けて寒い季節のおしゃれを楽しんでくださいね。

ご協力いただいた方

カラーアナリスト、カラーセラピスト 中村 奈美さん

長野県千曲市稲荷山在住。建築関係の仕事に従事し、子どもを授かったことをきっかけに「自分の本当に好きなことを仕事にしよう!」と思い立ち、カラーの世界へ転身。カラー関係の資格をいくつか取得後、2003年4月にNANA.COLOR(ナナカラー)のサロンをオープン。以来、約14年間にわたってカラーの仕事に従事。 2000年生まれの息子と2008年生まれの娘の2児の母親として育児に奮闘しつつ、色の素晴らしさ、豊かさを伝えている。現在、パーソナルカラー診断、パステル和(なごみ)アート、TCカラーセラピー、色育(いろいく)、数秘&カラー、キットパス、RYBカラーリーディング、各種カラーセラピストの養成、セミナーなど、長野県を中心に活動中。
HP:http://www.nana-color.com/
ブログ:https://ameblo.jp/nana-color/

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