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コンロの効率は、加熱したガス(または電力)の熱のうち、どれだけの熱が鍋の中の水や食材に伝わったかで表すことができます。ともに最新式のもので比べると、ガスコンロは約56%、IHクッキングヒーターは約79%程度の効率であり、数字だけ見るとIHクッキングヒーターの方が効率が高く、省エネで環境性が高いと言われる場合があります。
しかしIHクッキングヒーターの場合、発電所で石炭・石油・天然ガスなどのエネルギーを使って発電し、送電線で運ばれてきた電力を使っています。火力発電所の発電ロス・送電ロスは約63%なので、もとの石炭・石油・天然ガスが持っていた熱のうち、わずか37%のエネルギーしか各家庭には届いていません。したがって発電所まで含めたIHクッキングヒーターの効率は、0.37×0.79=0.29、つまり29%ということになります。ガスはガスの製造所からガス管を通って各家庭に届けられるまでのロスがゼロなので、ガスコンロの効率は56%、IHクッキングヒーターに比べて2倍近く省エネです。


地球温暖化の原因とされる二酸化炭素(CO2)は、各家庭で出さなければ良いというものではありません。火力発電所で発電する際に発生するCO2を考えると、IHクッキングヒーターの場合、ガスコンロを使った場合の約2.5倍の二酸化炭素を発生しています。